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ボスニア・ヘルツェゴビナについてのさまざまな情報をおとどけします。

 

経済情勢


紛争 | デイトン合意後 | 内政 | 経済 | 観光 | 文化 | 旧ユーゴの10年

旧ユーゴ時代、ボスニアは後進国の一つであり、1989年の統計では、旧ユーゴにおける人口比が18.6%であるのに対し、国民所得に占める比率は12.3%であった。しかし、鉄鉱石(旧ユーゴ全体の85%を埋蔵)、石炭等の天然鉱物資源及び森林資源(旧ユーゴの26%)に恵まれ、これらを利用した鉱工業、水力発電等が発展した。

戦争による被害の算定は困難であるが、森林は軍事物資購入のための輸出用に大量に伐採され、地雷による被害のため国土は相当荒廃している。工業の分野では、物理的破壊60%、工業生産は戦前の5−10%まで落ち込んだ。インフラ及び家屋の破壊も相当な規模である。スルプスカ共和国でも工業生産は一様に下落し、多くの分野で戦前の5−10%となっている。

しかし、国際支援などでボスニア経済も復興しつつあり、97年は約35%の経済成長を記録、99年のGDPも前年度比+9.7%を記録した。一方、デイトン合意不履行を理由に国際社会からの支援が止められていたスルプスカ共和国でも、98年1月に国際社会との協調を重視する政権が発足して以来、各援助国による援助が本格化している。

貿易収支は、紛争以来、輸入超過の状態が続いている。ボスニア連邦(スルプスカ共和国は除く)統計局によると、99年1月〜11月期の輸出総額は4億7200万米ドル(約500億円)、輸入は21億米ドル(約2000億円)で、約16億ドル(約1500億円)の輸入超過。前年同期比では、超過分が800万米ドル(約8.6億円)増加。スルプスカ共和国におけるデータは不明。