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 1000円募金にご協力を!
 サラエヴォ・フットボール・プロジェクトは、5月末に横浜国際総合競技場において開催された「新横浜パフォーマンス2001」イベント内の「インターナショナルKickOffフェスタ」の一環として、SFPの活動を広範に宣伝し活動への協力を広く求めていくことを目的に、SFP活動展示と記者発表会を行いました。

 その記者発表会においては、サラエボの子どもたちからのビデオメッセージを放映し、活動に賛同いただいている方々からメッセージをいただき、さらなる支援のお願いとして「1000円募金アピール」を行いました。

 サラエヴォ・フットボール・プロジェクトは、草の根から民族融和を促進させる活動であり、草の根で活動を継続して行くためには多くの方々からの支援を必要としています。
 子どもたちはみなさんの千円で民族を隔てる「線を越える」ことができます。日本では千円で東京と横浜の往復切符は誰でも買うことができます。クリロの子どもたちはほんの数キロの距離でありながら自由に行き来ができない地域の往復切符を、日本からの千円で得ることができるのです。
 以下に賛同人のみなさまからのメッセージを掲載させて頂きます。
 「ボスニアの翼がはばたくために」ぜひとも「1000円募金」にご協力くださいますよう、宜しくお願いします。

 サラエヴォ・フットボール・プロジェクトの「1000円募金」は郵便振込にて受けつけています。
 口座番号00100-6-541574までお振込ください。

サラエヴォ・フットボール・プロジェクト代表 森田太郎

 「1000円募金」アピール

●アジズ・ハジムラトヴィッチさん
F.K.Krilo練習風景  サラエボの市内では、日本政府から提供された黄色いバスが多く走っています。子どもたちが通う学校も、日本の支援により再建されました。
 日本政府のそのような援助だけでなく、日本の若者たちがボスニアの人々の心をつなぐ活動を、遥かに遠いボスニアの地において行ってくれることに本当に感謝しています。

●岩谷高峰さん
 スポーツを楽しむために、民族や国籍や年齢などということは関係ありません。むしろ違うから、個性があるからこそ、一緒にスポーツをする楽しみがあるのではないでしょうか。

 ■SFP 賛同人からのメッセージ■

(「新横浜パフォーマンス2001」SFP記者発表会より)

●岩谷高峰さん(サラエボオリンピック・アルペンスキー日本代表選手)
 「私は、子どものころからずっとスキーをやってきました。家は牧場を経営していて、決して裕福ではなかったので、オリンピックを目指してがんばりました。その努力が実り、やっとの事で出場を実現できたのが、サラエボオリンピックでした。そうした、自分自身の思い入れも強かったので、このSFPの活動を知って、強く共感しました。サラエボの子ども達が、サッカーという夢を形にできるように、少しでも力になることができればいいなと考えています。写真:ホリデーイン、旧共和国議会、ツインタワー
 また、私が1984年のオリンピックの際に訪れたサラエボは、ほんとうに美しい街でしたが、この度の内戦によって、残念ながら、その美しい風景も破壊されてしまいました。 しかし、今の子ども達の世代が大人になり、また昔のような美しい街を取り戻してくれることを信じて、彼らを応援して行きたいとも考えています。
 本日、ここに集まって下さったみなさんにも、是非、様々な形で、彼らに協力していただければなというふうに考えています。よろしくお願いします。」

●アジズ・ハジムラトビッチさん(在日ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館・参事官)
写真:サラエボの路地にて  「今日ここに集まって下さった皆さん、スタッフのみなさん、ありがとうございます。
 私達は、ボスニアにスポーツ文化が根付いている事を誇りに思います。特に、1984年のオリンピックは大きなイベントでした。また、2010年のオリンピックを開催できることを楽しみにしています。
 ボスニアでは、昔から、たくさんの民族が一緒に暮らしている事が誇りでした。近年の戦争は、ボスニアにとって、とても困難な時期でした。そういった状況の中で、このサラエボ・フットボール・プロジェクトは、ボスニアの若者達に、多民族が一緒に暮らすことの大切さを気付かせてくれる、良いお手本であると感じています。そのようなことによってのみ、昔のような良きサラエボを取り戻す事ができるのではないかと考えています。
 大使館として、他民族に対する多様性を育て、平和を築く活動を行っているサラエボ・フットボール・プロジェクトを応援します。みなさんがんばってください。」

(「新横浜パフォーマンス2001」SFP記者発表会に欠席された方からのメッセージ)

●広瀬佳一さん(秋野豊ユーラシア基金事務局長)
 秋野豊ユーラシア基金は、ユーラシア大陸の平和と国際貢献に取り組む若い人材を育成するための秋野豊賞の第一回受賞者に、SFP代表の森田太郎氏を選びました。森田氏の提唱する民族和解プロジェクトは、民族混住の地ボスニアにおいて、異なる民族の子どもを対象にサッカーを用いて地域社会の交流を行う「予防外交」の試みとして位置づけることができます。民族間憎悪が学習によって植え付けられるとすれば、そうした学習を経ていない子どもを対象にした交流の試みは、将来の民族和解のための重要な足がかりとなるでしょう。サッカーという、やや意表をついた方法を用いることで、このプロジェクトは若者らしい夢のあるプロジェクトとなりました。秋野豊ユーラシア基金は今後もSFPを応援します。
 2001年5月26日 秋野豊ユーラシア基金事務局長 広瀬 佳一

●柴宜弘さん(東京大学大学院教授)
 FKクリロが大きく翼を広げて、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ中に友好と信頼の絆が回復し拡大していくことを期待しています。頑張れ、FKクリロ!
 東京大学大学院教授 柴宜弘

●ヤドランカさん(歌手)
 子どもたちがサッカーを通して、文化交流をすることは素晴らしいことだと思います。いつの日か、子どもたちのオリンピックが、サラエボで開かれることを心から願っています。
 ヤドランカ

●信藤健仁さん(元日本代表 サッカー解説者)
F.K.Krilo  このたびは、イベントの開催おめでとうございます。私は、日本代表時代や引退してヨーロッパのサッカーを解説するようになって、現地の歴史を知るようになりました。民族の歴史は、戦いの歴史でもあります。日本のような海に囲まれた地域では、決して理解できないような紛争がいたるところであります。これを全て否定することはできません。
 なぜなら自分達の手で自分達を守らなければならないという、大きな責任のもとに戦っているケースがほとんどだからです。しかしこの戦いには終着点はありません。多くの悲劇も当然生まれてきます。
 私たちは民族の歴史を無視することなく、その上でできることは何かを模索しなければならないでしょう。サッカーを通じてお互いを知り合うこと、少しでも相手を理解することは大きなきっかけになるような気がします。サッカーに国境はありません。
 サッカーの本質は相手へのリスペクト(敬意)です。イベントの成功を心からお祈りいたします。
 2001/5/23 元日本代表 サッカー解説者 信藤健仁